恩師への思い語った…松井「長嶋監督には感謝してもし尽くせない」

[ 2012年12月28日 07:46 ]

99年9月15日の中日戦で、マルチネスの2試合連続アーチにベンチを飛び出す長嶋監督(左)と松井

 レイズからFAとなっていた松井秀喜外野手(38)が27日(日本時間28日)、ニューヨーク市内で会見し、「本日をもちまして、20年間に及ぶプロ野球人生に区切りをつけたい」と語り、現役引退を表明した。日米通算507本塁打、平成最強のスラッガーは日米通算20年間のプロ生活に終止符を打ち、バットを置くことを決断した。

 会見で「北陸の小さな町で生まれ育ち、野球を始め、地元の高校に進学し、目標だった甲子園出場を達成した」と自らの野球人生を振り返った松井。一番の思い出として巨人時代に指導を受けた長嶋茂雄終身名誉監督(76)と「2人で素振りしたこと」を挙げた。恩師には電話で報告したことを明かし、「日々2人きりで指導していただき、それはその後の野球人生の大きな礎になった。長嶋監督との出会いは大きなものだったし、感謝してもし尽くせない」と感謝の言葉を口にした。

 また、10年間で通算332本塁打をマークした巨人時代については「充実した時間を過ごせた」と振り返り、ヤンキース時代の7年間は「最高に幸せな日々でした」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

2012年12月28日のニュース