引退惜しむジーター「松井は大好きな選手」 ヤ軍異例の声明発表 

[ 2012年12月28日 11:05 ]

 “ゴジラ”のニックネームで親しまれた松井秀喜外野手の引退に、2003年のデビューから7年間在籍した米大リーグ、ヤンキースは首脳陣や元同僚らの声明を発表する異例の対応をしたほか、街には豪快な打撃を惜しむ声があふれた。

 同い年で親交の深いデレク・ジーター(38)は「松井は大好きな選手の一人。ニューヨークでスポットライトを浴びることに順応し、常に集中できていた。すごく頼りになった」と述べた。

 巨人からフリーエージェントとなった松井選手を獲得したブライアン・キャッシュマン・ゼネラルマネジャー(45)は「誇りと規律と才能を持ってプレーした。みんなが自然に引かれたのは、彼の性格を表したもの。真のプロだった」との賛辞を贈った。

 チームのグッズショップを訪れていた地元出身のアロンゾ・ハンナさん(23)は「ワールドシリーズ制覇に大きく貢献してくれた」とたたえる。

 ニューヨーク在住のルイス・リベラさん(32)は「偉大な選手で、大きな衝撃を残した。チームに得点が必要なとき、いつも期待に応えてくれた」と勇姿を懐かしみ「日本から来たファンがヤンキースタジアムで応援するようになった。多くの人がポスターや応援旗を持っていたのを覚えている」とスタジアムの光景を思い出していた。(共同)

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2012年12月28日のニュース