長嶋さん 松井に最大級の賛辞「現代で最高のホームラン打者」

[ 2012年12月28日 12:26 ]

99年9月15日の中日戦で、マルチネスの2試合連続アーチにベンチを飛び出す長嶋監督(左)と松井

 巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(76)は28日、松井秀喜外野手(38)が現役引退を表明したことを受けて、球団を通じてコメントを発表。「野球を続けたい本心よりも、ファンの抱く松井像を優先した決断」と教え子の心中を思いやった。

 松井は引退会見で「感謝してもし尽くせない」と長嶋氏への感謝の言葉を口にし、野球人生で一番の思い出を尋ねられると「長嶋監督と二人で素振りした時間」と答えた。長嶋氏も松井の思いに応え、「2人きりで毎日続けた素振りの音が耳に残っている」と松井を“巨人の4番”へと育てるため、練習を繰り返した思い出を振り返った。

 引退の連絡は松井から直接電話で受けた。長嶋氏は「あえて称賛することを控えてきたつもりだが」と前置きしたうえで、「『現代で最高のホームラン打者だった』という言葉を贈りたい」と教え子の花道に最大級の賛辞を贈った。

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2012年12月28日のニュース