Ｔ―岡田　バット持参でハワイ旅行　李大浩から４番奪回誓う

　デホの居ぬ間に４番奪回だ！　オリックスのＴ―岡田外野手（２４）が２７日、新打線の中心に座る決意を示した。現在はハワイでオフ恒例の家族旅行中だが、現地にはバットや体幹を鍛えるチューブを持参するなど気合満点。和製大砲は「４番を打ちたい気持ちがあります」と意気込みを明かした。

　幼少期から座り続けた４番には強烈なこだわりがある。「小学校からずっと４番を打っているので、４番を打ちたい思いはあります。そこを目指して結果を残していきたい」。今季は李大浩（イ・デホ）が全１４４試合で４番を務め、９１打点でタイトルを獲得。ライバルは強力だが、チャンスは決して少なくない。

　李大浩はＷＢＣ韓国代表に選出され、来春２月の宮古島キャンプに参加しない。森脇監督へのアピールには絶好の機会かもしれない。「一昨年と今年はケガをしてしまいました。デホさんのようにケガがなく、１年間通して安定した成績を残したい。しっかりとした体づくりをキャンプでもやっていきたい」。来季目標に据える４０本塁打へ気力は充実している。

　ハワイから元日に帰国予定。１月７日から２週間、香川県高松市で本格的な自主トレに入る。４番とキング奪回に向け、右足を少し上げる新打法にも着手しており、手応えも上々だ。１１年シーズンは１２４試合で４番を務めたＴ―岡田。常夏のハワイで定位置奪回への足場を固める。