WBC代表監督に山本浩二氏 就任要請を内諾、10日にも発表

[ 2012年10月3日 17:45 ]

山本浩二氏

 来年3月に開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表監督に、元広島監督の山本浩二氏(65)が就任することが3日、分かった。関係者によると、既に就任要請を内諾しており、プロ野球のレギュラーシーズン全日程終了後の10日にも正式発表される。

 監督選考を一任され、人選を進めてきた加藤良三コミッショナーは札幌市内で「近い将来、はっきりと申し上げられると思う」と語り、代表チームのコーチ陣については「監督になる人が既に考えを巡らせていると思う。作業は全部を承知しているわけではないが、進んでいると思う」と述べた。

 山本氏は現役時代、広島一筋でプレーし、1975年に首位打者でチームの初優勝に貢献。本塁打王に4度、打点王に3度輝き、歴代4位の536本塁打を放った。広島の監督は2期、計10年務め、91年にリーグ優勝を果たした。2008年の北京五輪では、日本代表の守備走塁コーチを務めた。

 日本代表は11月に2試合の国際親善試合を予定しており、山本氏はその試合から指揮を執る。

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2012年10月3日のニュース