読売新聞 週刊誌広告で「原辰徳」削除 新潮は「自殺行為」と批判

[ 2012年10月3日 14:25 ]

 読売新聞社は3日、巨人の原辰徳監督の女性問題を扱った新潮社発行の週刊新潮10月11日号の広告について、3日付朝刊でタイトルを一部削除して掲載した。

 広告は北海道と九州を除く地域の朝刊に掲載され、「もう一人の愛人が告白 『原辰徳』ヘソの下は紳士じゃない!」のタイトルのうち、原監督の名前部分を空白にした。

 読売新聞グループ本社広報部は「広告を掲載した経緯は従来、答えていない」としている。

 週刊新潮編集部によると、1日に新潮社が広告代理店を通じて広告の原稿を送った際、原監督の記事広告について読売新聞社から「掲載できない」と連絡があり、そのまま掲載するよう求めたが、その後、編集部には読売側から回答はなかったという。

 週刊新潮編集部は「広告のタイトルは言論だと考えている。一方的な判断で掲載しないのは、言論機関として自殺行為に等しい」としている。

 一方、読売巨人軍は週刊新潮の記事について「事実無根」とコメント。3日、原監督を告訴人として、記事に登場する女性に対する名誉毀損容疑の告訴状を警視庁に提出した。また巨人軍と原監督は同日、週刊新潮に記事の取り消しと謝罪を求める抗議書を内容証明郵便で送った。

 巨人軍によると、原監督は「記事は事実無根。法に照らして罰してほしいと思い、告訴を決めた」としているという。

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2012年10月3日のニュース