外野グラウンドも開放!1万超えファンと“胴上げ”

[ 2012年10月3日 06:00 ]

外野グラウンドをファンに開放し、胴上げされる日本ハム・栗山監督

 札幌ドームに訪れた1万5608人のファンも日本ハムナインとともに喜びを分かち合った。この日は午後5時から行われた全体練習で、内野スタンド1万6000席を無料開放。球場の外には午後4時の開門前から長蛇の列ができた。打撃練習では稲葉、中田らが柵越えを披露するたびに「凄い!」「あんなに飛ぶの?」といった声がファンから漏れた。

 練習後には外野グラウンドまで開放し、西武ドームで行われた西武―ロッテの途中経過に一喜一憂。西武が敗れた瞬間、7色の紙テープが飛び乱れた。大型ビジョンにはビールかけの様子も映し出されるなど、誰もが優勝の余韻に浸った。苫小牧市から駆け付けた荒井和枝さん(46)は「監督が代わって優勝できるとは思ってなかった。二度とない貴重な経験ができた」と感激していた。

 ≪試合のない日に胴上げは球団初≫日本ハムは試合がなかったが、2位の西武が敗れたため優勝が決まった。試合のない日に胴上げは、10年の中日以来両リーグ延べ12チーム目。パでは64、66年南海、88年西武に次ぎ24年ぶり延べ4チーム目で、球団初となった。なお、日本ハムの過去の優勝決定は、62年が他力、81、06年がプレーオフ、07年が自力、09年が他力となっており、PO以外の4度中3度が他力優勝だ。

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2012年10月3日のニュース