所属決まらない松井「もう始まるんですね いつまでこの状態が続くのか」

[ 2012年3月28日 18:02 ]

 たった一人のキャンプが始まって1カ月以上がたった。米大リーグは28日に日本で開幕。4月上旬の米国での本格開幕も目前となった。だがアスレチックスからフリーエージェントとなった松井秀喜外野手(37)は今季の所属が決まらない。

 不安がないわけではない。「もう始まるんですね。いつまでこの状態が続くのか」と松井は率直に話す。一方で豊富な練習で日を重ねるごとに鋭さを増す打撃には「これだけ打撃練習ができたことはない。必要なことを徹底してできる」と手応えを感じている。

 2月23日にニューヨーク州内の施設で練習を開始した。同28日に300スイングを超える打撃練習をこなすと、以後そのペースを維持。3月19日からは別の施設に移って守備練習や走り込みにも力を入れている。

 外野で補強運動とスプリントから始め、ゴロ捕球、フライ捕球と動き続けて打撃ケージへ。打ち込みの後、昼食と休憩を挟んで再びトレーニングに臨む。

 米国で練習を開始したときから「とにかくできるのは準備をすることだけ」と言い続ける。本格開幕を前に各チームが大リーグ契約の40人枠をどう調整するのか。バットを振り込み、ただ待つ。(共同)

続きを表示

2012年3月28日のニュース