被災地支援で小学生と交流 楽天の嶋選手会長らが訪問

[ 2012年3月28日 19:17 ]

子どもたちと準備体操をする田中将大投手(左端)ら楽天選手

 プロ野球楽天は28日、選手会長の嶋基宏捕手、主将の松井稼頭央内野手、田中将大投手ら約30選手が東日本大震災の被災地支援として、宮城県名取市の不二が丘小学校を訪れ、同校を間借りしている閖上小の児童を含めた228人の子どもたちと交流した。昨夏に続く訪問で、今回は嶋選手会長を中心に企画された。

 キャッチボールや選手とのリレー対決など約1時間、グラウンドには元気いっぱいの声が響いた。5歳から楽天のファンという橋浦蒼君(10)は田中投手、小山伸一郎投手とキャッチボールができて感動したようで「とてもうれしくて楽しかった。卒業までの2年間のうちに一回はまた来てほしい」と目を輝かせた。

 チームはオープン戦の遠征で県外に滞在していた事情もあり、開幕直前の訪問となった。嶋選手会長は「なかなか訪問できずに申し訳ない。少しでも子どもたちの力になればと思って。そういう意見が(他の選手からも)たくさん出た」と話した。初めて本拠地で迎えるシーズン開幕戦に向け「僕らも子どもたちから元気をもらった。この元気を30日にぶつけていきたい」と意気込みを語った。

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2012年3月28日のニュース