井川 輝き取り戻せるか?いばらの5年間 大型契約もヤ軍でわずか2勝

[ 2012年3月28日 10:53 ]

 井川のオリックス入りが決まった。

 阪神のエースとして活躍し、大リーグ入りを熱望していた井川は2007年、ポスティングシステム(入札制度)で名門ヤンキースのユニホームに袖を通した。落札額は2600万ドル(当時のレートで30億円)とされ、5年総額2000万ドルの大型契約を結んだ。

 しかし、ヤンキースではいばらの道だった。1年目は14試合に登板して2勝を挙げたが、08年はわずか2試合に投げただけ。09年以降、メジャーのマウンドに立つことはなかった。

 鳴り物入りで入団しただけに、マイナー暮らしが続く左腕に米国のメディアやファンの目は厳しかった。昨夏にニューヨーク・タイムズは「消え去ったヤンキース選手」の見出しで特集記事を掲載し、球団首脳の「(獲得は)完全な失敗だった」との談話を紹介。6年ぶりの日本球界復帰で、かつての輝きを取り戻せるか。

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2012年3月28日のニュース