ヘルナンデス　貫禄の投球…勝ち逃すも８回１失点

８回アスレチックス無死、ペニントンの遊ゴロを素手で捕ろうとするマリナーズ先発のヘルナンデス

ＭＬＢ開幕戦 マリナーズ３－１アスレチックス

（3月28日 東京Ｄ）
　マリナーズが誇るサイ・ヤング賞右腕ヘルナンデスが、８回５安打１失点で貫禄を示した。

　１９０センチ、１０４キロの堂々たる体格。捕手のサインにふてぶてしく首を振り、投げたい球を力いっぱい投げ込んだ。味方の先制直後の４回にスズキの同点打を浴びたが「素晴らしい試合を見せられると思う」との言葉どおりピンチでも１４０キロ台の微妙に動く速球でバットの芯を外し、その後は無得点でしのいだ。

　開幕戦にはこれまで４度登板し、３勝０敗、防御率１・７０の好成績。今回は勝ち星こそ手にできなかったが、大舞台での強さを日本の観衆の前でも発揮した。