巨人２夜連続惨敗…ゴン　早くも７敗目

４回無死一、三塁、ロッテ・岡田に巨人先発・ゴンザレスが中堅に適時打を浴びて交代となり、マウンドに（左から）小田嶋、脇谷、阿部、坂本、斎藤投手コーチ、小笠原が集まる

　【巨人１－８ロッテ】巨人は投打ともに振るわず、交流戦２度目のカード連敗を喫した。

　試合後、原監督は「自分たちのペースで野球をできなかった。きのうと一緒ですね。打線も１点じゃ話になりません」と、今季ワースト１１失点の前夜に続く惨敗を嘆いた。

　心配なのは先発のゴンザレスだ。移籍後最短となる３回０／３を６失点でＫＯされた。初回は５球、２回もわずか３球であっさり失点。４回には５者連続安打を浴びて降板した。「相手がどんな球でも積極的に振ってきた」と話したように、球種に限らず果敢に踏み込んでくるロッテ打線に痛打された。昨季はチーム最多の１５勝を挙げた右腕だが、これで早くも７敗目。香田投手コーチは「ロッテはよく研究するチーム。クセを含めて研究済みなのでは」と分析した。

　それでも原監督は「本人はまだ大丈夫と言っている」と話し、２軍落ちさせずに先発で起用し続ける方針。交流戦の勝率は５割。チーム状態の浮上のため、右腕の復調が鍵を握る。

　▼巨人・阿部　打たれた球は、全部ベルト付近だった。そこだけは避けようと話していたんだけどね。
　▼巨人・斎藤投手コーチ　同じストライクでも、逆球だったり意図しないところへ行くのは一番良くない。いいところへ行けばファウルになるはず。（２軍降格を）次とは言わないけど、考えていかないと。