マエケン粘投でドロー呼び込む

[ 2010年6月3日 06:00 ]

<日・広>広島先発・前田健

 【広島2-2日本ハム】リーグトップの9勝目を狙った広島の前田健は、本調子ではなかったものの8回9安打2失点。

 粘りの投球で打線の反撃を呼び込み、チームは引き分けに持ち込んだ。「調子が良くない中で、粘って投げられた。バックホームでも2回助けていただきましたし」とバックの好守に感謝したエースに野村監督も「彼らしく粘り強く投げてくれた」。勝ち星こそ手にすることはできなかったが、その存在感は増すばかりだ。

 ≪広瀬攻守で貢献≫広島の広瀬が、攻守で粘投の前田健を盛り立てた。3回1死二塁。糸井の右前打をダッシュ良くさばくと、本塁へ矢のようなワンバウンド送球で二塁走者・田中を本塁で刺した。さらに1点を追う8回2死一、三塁では建山の140キロ内角直球を力で右翼線に運び、同点適時二塁打を放った。3つの犠打を決めるなど、つなぎでもチームに貢献した男は「気持ちです。マエケンの頑張りに応えてあげないと」と話していた。

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2010年6月3日のニュース