穏やかイチロー「結果的に野球が大好き」

　イチローはくだけた様子で会見に臨んだ。レンジャーズが用意したインタビュールームの片隅で、穏やかな笑みとともにここまでの歩みを振り返った。

　――出場１２８試合目での到達は２００４年に次ぐハイペース。

　「感覚として（２６２本で年間最多安打記録を更新した）０４年よりも１９９４年がベースになる。それ（１３０試合で２１０安打）に近いというのはなかなかです。（今季は）どのあたりか覚えていませんが、けがをする前は２６２を考えた。あれから５年たってそういうことを感じているのは気持ちがいいですね」

　――日本と比べて長いシーズンが苦にならない。

　「結果的に野球が大好きであることがそれに当てはまるかも知れません」

　――あこがれのグリフィーと過ごしたシーズンに快挙。

　「ああやって（２００安打を）喜んでくれるくせに、（２００安打が出た）あの時はダッグアウトにいなかったですからね。でもそれがジュニア（グリフィー）で、それが何かいいな、というのもジュニアなんです。本当にあの人はもうシアトルの天然記念物に指定すべきです。みんなで守っていかないといけない」（共同）