イチロー、野球少年との「約束通り打ってくれた」

[ 2009年9月14日 12:37 ]

イチロー選手が9年連続200安打を達成し、出身地の愛知県豊山町に掲げられた看板

 「地元の宝だ」。イチロー選手の出身地愛知県豊山町では14日朝から役場の大型テレビの前に地元住民が集まり、9年連続200本となる安打を決めた瞬間、大きな拍手と歓声に包まれた。

 「彼は昨年末、地元の野球大会で子どもたちを前に『9年連続』を約束してくれていた。10年連続もやってくれるだろう」。鈴木幸育豊山町長(66)は大喜びで話した。
 ワールド・ベースボール・クラシックのユニホーム姿で応援していた主婦大島明子さん(60)は「オリックス入団のときから応援してきた。うれしいの一言で胸がいっぱい」と声を震わせた。
 町は、役場の壁に「祝大リーグ新記録9年連続200本安打」と記した幅90センチ、長さ9メートルの垂れ幕を掲げ、祝福した。
 イチロー選手が小中学校時代に通った豊山町のバッティングセンター。30年以上勤務する石井一三さん(66)は「内野安打も彼らしい」と納得。「けがや病気でも途絶えてしまう記録。彼は昔からほとんど毎日練習していた。継続できる強い意思がすごいところだ」と目を細めた。

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2009年9月14日のニュース