田沢は変化なし「指名されても行かない」

[ 2008年10月30日 06:00 ]

新日本石油ENEOSの田沢

 メジャー挑戦を表明し、国内12球団あてに「指名回避」を要望するFAXを送付している新日本石油ENEOSの156キロ右腕・田沢純一投手(22)は30日、川崎市内の同社グラウンドで通常通りの練習を行う。ファクス送付後も数球団からあいさつの申し入れがあったが、大久保監督が丁重に断りを入れた。今ドラフト最大の目玉と見られていただけに、まだ強行指名される可能性はあるが本人は「指名されてもその球団に行かない気持ちは変わらない。(交渉権が切れる来年の)1月31日までENEOSの部員でいるだけ」とあらためて海の向こうへの強い意思を示した。

 この日、関東選抜リーグの東芝戦では2番手として4回を無安打無失点と好投。最後の公式戦となる日本選手権(11月13日~、京セラドーム)に向けて順調に調整を続けている。ドラフト会議の午後3時からは個人練習中ということで「もしかしたらテレビを見る程度」と素っ気なかった。果たして強行指名はあるのか。もう1人の“主役”は静かにその時を迎える。

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2008年10月30日のニュース