大田競合2球団…即戦力の魅力なかった

[ 2008年10月30日 21:22 ]

 1位指名では松本、大田、野本の3選手に複数球団が競合したが、いずれのケースも2球団にとどまった。評判が高かった巽は外れ1位だった。

 過去3年間のドラフトは、高校生と大学生・社会人を分離して開催。昨年の大学生・社会人は東洋大の大場(現ソフトバンク)に6球団、愛知工大の長谷部(現楽天)に5球団が競合し、即戦力と期待される大物選手に指名が偏った。
 しかし、今回は4年ぶりに一括開催に戻ったため多数の上位候補選手が挙がった。また、大型内野手で将来のスラッガー候補の大田には5球団以上が1位候補にリストアップしていたが、即戦力としての魅力がなかったことも指名の集中につながらなかった。
 大田指名を考えていた中日の西川球団社長は「来年のことを考えたら左の外野手が必要だった。内野手は当面、井端と荒木がいるから」と話した。各球団が補強したいポジション、必要な選手を的確に獲得した結果といえる。

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2008年10月30日のニュース