田沢の強行指名なく終了/ドラフト

[ 2008年10月30日 18:54 ]

 プロ野球のドラフト会議は30日、東京都内のホテルで行われ、超高校級スラッガーとして注目された大田泰示内野手(神奈川・東海大相模高)の交渉権は2球団の競合の末、巨人が獲得した。

 大田は5球団以上が1位候補にリストアップしていたが、実際に指名したのは巨人とソフトバンクの2球団だった。複数球団の競合が予想されていた巽真悟投手(近大)はソフトバンクが外れ1位で単独指名した。

 横浜と阪神が1位指名した松本啓二朗外野手(早大)は横浜が、楽天と中日が争った野本圭外野手(日本通運)は中日が交渉権を獲得した。

 ロッテは、西武から金銭を受け取っていたことが発覚して対外試合禁止処分を受けた木村雄太投手(東京ガス)を1位で、一昨年に巨人入団を希望して日本ハムからの指名を拒否した長野久義外野手(ホンダ)を2位で、それぞれ指名した。

 独立リーグからは四国・九州アイランドリーグ(IL)の西川雅人投手(愛媛)がオリックスから5位で、金無英投手(福岡)がソフトバンクから6位で指名された。

 米大リーグ挑戦を表明し、国内12球団に指名しないように要望書を送った田沢純一投手(新日本石油ENEOS)を強行指名する球団はなかった。

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2008年10月30日のニュース