福留 ピービ獲り交代要員でパドレス放出も

[ 2008年10月30日 06:00 ]

 カブスの地元紙シカゴ・トリビューンは28日の電子版で、カブスがパドレスの昨季サイ・ヤング賞右腕のピービをトレードで獲得に動く可能性を指摘。その交換要員として福留の名を挙げた。

 再建を目指すパ軍がエースをトレードで放出する可能性は高く、同紙は移籍先がカブスならトレード拒否権を持つピービも拒否しないだろうと予想。交換要員として「若手選手2、3人と、福留が出せれば理想的」と指摘した。パドレスが昨オフ、福留に獲得に動いていたことも説明しながらも「(あと3年の)大型契約が残っていて難しいのだが」とも続けた。
 4年総額4800万ドル(約47億円)の大型契約でカブス入りした福留だったが、1年目の打率は・257、10本塁打、58打点と期待はずれに終わった。チームも2年連続でプレーオフ地区シリーズで敗退。地元紙からは再三“やり玉”として名前が挙げられてきた中で、とうとう放出報道まで噴出した。
 福留は地区シリーズ敗退後、シカゴで家族と水入らずの時間を過ごしており、帰国は11月中旬の予定。カブスでの2年目に備えて課題にじっくり取り組む方針だ。大型契約に見合う成績を残せない選手には容赦ないのが米メディア。雑音を封じるには、まずは結果を出すしかない。

続きを表示

2008年10月30日のニュース