原監督ガッツポーズ!「興奮している」

[ 2008年10月30日 18:25 ]

1位指名で競合した東海大相模高・大田泰示内野手の交渉権を引き当て、ガッツポーズする巨人・原監督

 超高校級スラッガーの大田には、巨人とソフトバンクが1位指名。くじは秋山新監督、原監督の順に引き、原監督は“当たり”を確認するとガッツポーズをつくって喜んだ。

 大田の高校の先輩でもある原監督は、左のポケットにお守りを忍ばせ、これまでとは反対の左手でくじを引いた。ドラフトではツキに見放されてきたが「これで6打数1安打か。きょうなら何球団が競合しても、引き当てられたと思う」と笑顔で話した。

 ▼横浜・大矢明彦監督の話 去年、阪神にくじで負けていたので、ほっとした。松本君は即戦力。足が速く、守備がうまい外野手が欲しかった。藤江君は球種が多く、実戦タイプ。
 ▼ソフトバンク・秋山幸二監督の話 (くじ引きで外れ)ドキドキした。大田君の思いが強かったのかな。(巽は)西武の西口のようにスライダーがいい投手。先発の核になってほしい。
 ▼ヤクルト・高田繁監督の話 競合するかと思ったが、くじを引かなくてよかった。赤川君、八木君とも高校生だが、将来性はもちろん、うまくいけば1年目から出てきてくれる左投手だ。
 ▼楽天・野村克也監督の話(野本は)抽選に強い島田社長で負けたのだから納得。(外れ抽選で藤原を引き当て)社長も2連敗するわけにいかない。黄金の右手で当ててくれた。80点の感じ。
 ▼広島・ブラウン監督の話 予想通りで非常に満足している。岩本は左打者で鋭いスイングをすると聞いている。即戦力として期待できる。前田智のよう、との評判通りならいいが。
 ▼ロッテ・バレンタイン監督の話 木村は数年前から欲しかった。長野は2位で残ったことに驚いた。この会議は球団が選手を指名するもので、選手が球団を決めるのではない。
 ▼中日・落合博満監督の話 百パーセントに近いものがとれた。頭(1位)を誰でいくか難しいドラフトだったが、将来のことを考えながら来年も勝たなきゃいけない。現状では中堅手がいない。
 ▼日本ハム・梨田昌孝監督の話 大野は投手を引っ張る人間力も評価した。大田の素晴らしさは分かっていたが、危険を冒すことはない。捕手が欲しかったし(一昨年に入団拒否された)長野の件もあった。
 ▼阪神・真弓明信監督の話 (蕭一傑に)球の速い投手と聞いている。今年の場合は飛び抜けた選手もいないので、2回(くじで)外れているけど、そんなに変わらないんじゃないかと思う。
 ▼オリックス・大石大二郎監督の話 甲斐投手は真っすぐだけでも空振りが取れるし、スライダーもいい。伊原投手は下半身をしっかりと鍛えてほしい。バランスよく獲得でき、将来が楽しみ。
 ▼巨人・原辰徳監督の話 大田君は中学から見る機会があり、今までで一番強い思いがあった。引き当てられて興奮している。坂本のように、早くから1軍で活躍してくれるようになれば素晴らしい。
 ▼西武・渡辺久信監督の話 最高の形。(1位の)中崎は度胸もあって、変化球でいつでもストライクを取れる。伸びしろがあり、将来的には先発ローテーションを10年張るような投手になってほしい。

続きを表示

2008年10月30日のニュース