好機で内野安打も…岩村 世界一に届かず

[ 2008年10月30日 11:30 ]

フィリーズ戦の7回、二塁内野安打を放つレイズ・岩村

 【レイズ3-4フィリーズ】サスペンデッドゲーム再開後、岩村の最初の打席は7回、3―3と同点に追い付き、さらに2死二塁と好機の場面だった。

 ロメロに対し、2球目の真っすぐを二遊間に転がした。二塁手は追い付くのが精いっぱいで、岩村は難なく一塁ベースを駆け抜けた。だが、二塁走者のバートレットが本塁を狙いタッチアウト。再開直後の6回裏に3点目を許したが、すぐにバルデリの本塁打で同点としていた。流れはレイズに傾きかけていただけに、勝ち越しのチャンスを逃す手痛いミスとなった。
 結局は7回裏に勝ち越され、再びリードを奪われた。それでも岩村は二遊間に飛んだ強いゴロを横っ跳びで好捕するなど懸命のプレーを続けた。その後のピンチもしのぎ、何とか追加点は阻止したが、相手の継投の前に8回以降は無得点。レイズの初出場“世界一”の夢は途絶え、長かった岩村のメジャー2年目のシーズンが幕を閉じた。しかし「自分たちはよくやったと思う。胸を張って地元に帰りたい」と誇らしげに話した。(共同)

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2008年10月30日のニュース