あとちょっと…レオ中島首位打者届かず

[ 2008年10月5日 06:00 ]

 【西武3―4楽天】西武・中島の表情は晴れやかだった。首位打者争いで楽天・リックにわずか7毛届かず。しかし、悔しさよりもまず、全5打席で真っ向勝負を挑んでくれた楽天バッテリーに感謝した。

 「最後まで刺激があってドキドキワクワクしながら打席に入ることができた」
 欠場したリックを逆転するには最低2安打以上が必要だった。その重圧を楽しんだ。3回2死二塁、中前へ先制打を放つと、7回の第4打席では右中間へ21号ソロ。その差「2糸」まで迫った。安打が出れば“逆転”する9回は一直に倒れ、あきらめの表情を浮かべた。チームは延長10回サヨナラ負け。自身の打率・3312でレギュラーシーズンを終えて「いいシーズンだった」。悔いはない。「あとはチームがCSに勝てるようにキッチリ調整したい」。その視線は日本一へと向けられていた。

続きを表示

2008年10月5日のニュース