こんなはずでは…悪夢再現、カブス3連敗

[ 2008年10月5日 17:16 ]

 【カブス1-3ドジャース】悪夢の再現だった。今季リーグ最多の97勝を挙げたカブスが、昨年に続く3連敗で地区シリーズ敗退。シーズン中の強さをまったく発揮できなかった。

 100年ぶりのワールドシリーズ優勝を目指していた。公式戦は投打ともに安定し、リーグ一番乗りで地区優勝を決めた。ファンが連れてきたヤギの入場を断って以来、頂点に立てない「ヤギののろい」も、ピネラ監督が「そんなものはない」と笑い飛ばす余裕が、少し前まではあった。
 だが、初戦を落として出ばなをくじかれると、途端に硬さが出た。2戦目は失策が続き自滅。この日も先制されると意気消沈した。打線は3試合で6点。ピネラ監督は「得点がこれだけなら、あと100年かかっても勝てない」。ふがいなさに愚痴がこぼれた。
 途中出場でプレーオフ初安打を記録した福留も「不完全燃焼だった」と漏らした。短期決戦の重圧に持ち味を消され、カブスのプレーオフが終わった。

 ▼福留の話 負けたのは悔しい。最後にスッと負けてしまい不完全燃焼。(初安打は)打つ、打たないは関係ない。チームが勝つのが一番。それができず、迷惑をかけた。来年、いいスタートを切るためにしっかりやりたい。(共同)(共同)

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2008年10月5日のニュース