横浜やっと勝てたー!内川が2発5打点!

[ 2008年10月5日 06:00 ]

<横・広>4回2死一、三塁、内川は3ランを打つ

 【横浜14―5広島】ブラックホールを抜け出した。横浜が先発野手全員安打の18安打14得点の猛攻で大勝し、連敗を14でストップ。球団ワースト記録を阻止し、9月13日の中日戦(横浜)以来21日ぶりの白星を挙げた。

 「素直にうれしい。うちの右打者がやってくれた」。新人時代の70年にヤクルトでリーグ記録の16連敗を経験した大矢監督も「どうやって止めたらいいか」と悩んだ14連敗。防御率、奪三振トップの右腕・ルイスから、右打者4人で14打点中10打点を挙げた打線をねぎらった。
 その筆頭格が内川だ。3点リードの3回に12号ソロ、4回にも2打席連続の13号3ラン。6回までに4打数2安打で打率・375とし、大矢監督から“首位打者固め”で途中交代を打診された。しかし「みんなで連敗を止めようとしている。行きます」と泣かせる言葉で出場を志願。5打席目は7回1死一塁で右中間適時二塁打を放ち、打率を・377に引き上げた。安打数でもトップの広島・栗原の181安打にあと1と迫った。
 残り7試合。最下位は確定している。それでも負けたくない。14連敗中、大矢監督は選手へ「これだけ負けても応援してくれるファンがいる。頑張ろうじゃないか」と声をかけ続けたという。内川は青く染まった右翼席へ叫んだ。「選手全員、負けてもいいと思っている試合はありません!」。村田、内川のタイトル、そして石川、藤田ら若手の台頭。横浜にはまだまだ見るべきものがある。

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2008年10月5日のニュース