【柔道】出口ケリー引退 今後は栄養学やトレーナーの資格取得にも興味「多くの人の役に立ちたい」

[ 2026年3月25日 00:07 ]

笑顔を見せる出口クリスタ(右)と出口ケリー(撮影・前川 晋作)
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 柔道女子57キロ級パリ五輪金メダルの出口クリスタ(30=日本生命)と女子52キロ級の出口ケリー(27=日本生命)姉妹が24日、現役引退を同時に発表し、都内で会見を行った。

 長野県塩尻市出身の出口ケリーは、2024年パリ五輪に女子52キロ級カナダ代表として出場。1回戦で日本代表の阿部詩に敗れた。「五輪の後、悔しい気持ちだけで次の五輪を目指しますとは言えなかった」。それでも「まだ世界の舞台で戦いたい気持ちはあった」と昨年の世界選手権に出場。準々決勝で阿部詩に敗れて7位に終わり、去就を再考すると「どうしても次の五輪を目指すという気持ちになれなかった」と引退を決意した。「私はメダルという形では成績を残せませんでしたが、それ以上に成長を強く感じることができたので、この決断に後悔はありません」。晴れやかな表情で言い切った。

 長野・松商学園高―山梨学院大―日本生命所属と歩んできた道は姉のクリスタと同じ。国籍も姉と同様にカナダを選んだ。「姉がずっと前を歩き続けてくれて、姉の背中を追い続けて五輪までたどり着けた。姉がいなかったら途中で柔道辞めていました」。目立った成績はないが、2024年パリ五輪では姉妹同時出場の夢をかなえた。「2人で五輪に出場できたことは私にとって大きな誇り。もう無理かなと思った時も姉が背中を押してくれて、ずっと支えてもらってばかりでした。私にとって姉はずっと憧れの柔道選手です」。感謝の思いを述べ、涙があふれた。

 今後は「子供たちに柔道の楽しさを知ってもらえるように」と、こちらも姉と同様に普及に努めていくという。「柔道をやったことない人や、子供だけでなくいろいろな世代に教えることにも興味ある」と幅広い活動に意欲を示した。また、自身が減量に励んできた経験からトレーナーや栄養学の勉強にも興味があるという。「栄養面に詳しくなったので、より多くの人の役に立ちたい。アスリートなどいろいろな人の力になれるように勉強したい。資格も取りたいと思っている」と新たな道への可能性も模索した。

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