【競泳】“二刀流スイマー”梶本一花、日本記録肉薄V アジア大会代表入り確実に

[ 2026年3月21日 05:30 ]

競泳・日本選手権第2日 ( 2026年3月20日    東京アクアティクスセンター )

力泳する梶本一花(撮影・西海健太郎)
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 女子1500メートル自由形でオープンウオーター(OWS)との二刀流スイマーの梶本一花(22=枚方SS)が15分58秒59で優勝し、秋の愛知・名古屋アジア大会代表入りを確実にした。07年に柴田亜衣が打ち立てた日本記録に0秒04まで迫り、自己ベストも約11秒以上更新。男子800メートル自由形は今福和志(18)、同50メートル平泳ぎは大橋信(17)が共に2冠達成で制し、枚方SS勢が大活躍の一日となった。

 終盤、日本記録に迫っていることが明らかになると会場のボルテージは最高潮に達した。わずかに及ばなかったが、自己ベストを11秒06も大幅更新しての優勝。梶本は「悔しさの方が少し大きいけど泳ぎを変え始めたばかり。自信になる。胸を張りたい」と会心の記録を振り返った。

 昨夏の世界選手権では非五輪種目の3キロノックアウトスプリントで日本人としてOWS初の金メダルを獲得。競泳でも800メートル自由形で8位入賞を果たしたが、優勝者からは21秒以上も離され「元々テンポ速く腕を回し続ける泳ぎだが、体が小さいので限界がある」と世界との差を痛感。2月のスペインでの高地合宿で「50メートルで2ストローク減らす」泳ぎへの改造に着手し、道半ばながら1カ月余りで進化を示した。

 最古級の日本記録に迫ったこの日のタイムは昨夏の世界選手権の6位相当。メダル圏内にはまだまだ遠いが、「世界トップをひたすら追いかけたい」と意気揚々だった。

 ◇梶本 一花(かじもと・いちか)2004年(平16)3月7日生まれ、大阪府出身の22歳。小学校で本格的に競泳を始め、中3からは並行してOWSも開始。24年世界選手権で初の代表入りを果たし、昨年の日本選手権では400、800、1500メートル自由形で3冠。世界選手権では五輪種目のOWS10キロで8位、非五輪種目の5キロで銅メダル、3キロノックアウトスプリントで金メダル。同大4年在学中。1メートル64。

 《後輩コンビも快記録》枚方SSで梶本の後輩にあたる男子2人も快記録で優勝した。50メートル平泳ぎでは大橋が前日の同100メートルに続く2冠を達成。序盤は出遅れたが、超高速ストロークでライバルをかわし、自己新記録もマーク。「焦ったが、その中でも泳ぎを崩さずに泳げた」と振り返った。800メートル自由形では、今福が自身が持っていた日本記録を0秒53更新して優勝。派遣標準記録は突破できず「悔しさが大きい」としたが、「高地合宿の効果が出ている」と手応えを示した。

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