高校まで野球と二刀流スイマー光永翔音 初の日本一!競泳専念2年で才能開花 男子50Mバタ

[ 2026年3月20日 05:30 ]

競泳・日本選手権第1日 ( 2026年3月19日    東京アクアティクスセンター )

日本選手権の男子50メートルバタフライ決勝、優勝し笑顔の光永(撮影・西海健太郎)
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 8月のパンパシフィック選手権(米アーバイン)、秋の愛知・名古屋アジア大会選考会を兼ねて行われ、男子50メートルバタフライで光永翔音(しょうおん、20=中大)が23秒16で初優勝を果たした。東京・日大豊山高時代は野球との二刀流を3年間貫いた大器は、予選では23秒06の日本タイ記録もマーク。目標の28年ロサンゼルス五輪へ力強い第一歩を踏み出した。また男子100メートル平泳ぎでは大橋信(17=枚方SS)が58秒67の日本新記録で初優勝した。

 WBCの興奮冷めやらぬ大会初日に、元二刀流スイマーが初の日本一に輝いた。予選で日本タイ記録をマークした光永が、ライバルとの接戦を制して優勝。1メートル91の体を少しくねらせ、「うれしい。大きく泳ぐ意識がつながった」と喜んだ。

 日大豊山時代は通学前に水泳の練習、授業後に野球部の練習というハードスケジュールをこなし、高2で総体3冠を達成。高3の夏、甲子園出場の夢が破れた後は競泳に絞り、強豪の中大でもまれてきた。「高校まではこの体のポテンシャルだけでやってきた。この2年は基礎からやってきた」と才能が一気に開花。「練習の質、泳ぎ方、いろいろ考えることができた」とうなずいた。

 野球では虎党で、憧れの選手は藤川球児(現監督)。WBCも「日本の試合は全部見ていた」といい、大学の先輩でもある森下翔太の活躍には刺激を受けたという。「本塁打にとても勇気づけられた。水泳でトップになれば会えるかな」。野球も実施されるロス五輪で、日の丸を背負う者同士として対面を果たすのが、今の目標だ。

 弟・惺音(れのん)は選抜高校野球に出場する山梨学院の正捕手。大会後の26日には応援に駆けつける予定で、「僕が出られなかった分も楽しんでほしい」とエールを送った。

 ◇光永 翔音(みつなが・しょうおん)2005年(平17)6月28日生まれ、千葉県松戸市出身の20歳。水泳を生後6カ月、野球を小1で開始し、高校3年まで両立。高2のインターハイで100メートルバタフライとリレー2種目の3冠を達成。野球では高3夏の東東京大会で「4番・一塁」で8強に貢献も、3年間で甲子園出場はなし。24年4月に中大へ進学し、水泳に専念。昨年9月のインカレで3冠を達成した。1メートル91、86キロ。野球は右投げ右打ち。

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