元若嶋津の弟子、若一輝が手向けの勝利「前へ出ろ」の教えを貫き勝ち越しに王手

[ 2026年3月17日 15:12 ]

大相撲春場所10日目 ( 2026年3月17日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所10日目>千代青梅(左)を寄り倒しで破る若一輝(撮影・北條 貴史)
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 15日に肺炎のため死去した元大関・若嶋津の日高六男さんの弟子で東序ノ口2枚目の若一輝(27=放駒部屋)が天国の師匠へ勝利を届けた。

 2勝2敗で迎えた西序ノ口3枚目の千代青梅(40=九重部屋)戦は終始に前に出て最後は寄り倒し。「師匠の教え、前へ出ろ、をしっかり守ることを意識して取りました」と振り返った。

 悲報は15日夜、現師匠の放駒親方(元関脇・玉乃島)から聞かされた。「昨年1月の断髪式(若山中)の時にお会いしたのが最後。亡くなって2日経ったけど、まだ整理がついていない」。日高さんにスカウトされ、松ケ根部屋時代の14年春場所で初土俵を踏んだ。デビュー当時はなかなか勝てずケガなどもあって長期休場も経験したが、「稽古場は厳しかったが、ふだんは優しかった」と日高さんの人柄に支えられ、13年目の春を現役として迎えた。「松ケ根、二所ノ関時代があったので今も続けられている。その時代に師匠でいてくれたことに感謝。他の部屋だったここまで相撲を続けられなかった」と感謝の思いを述べた。

 3勝目を挙げ勝ち越しに王手。場所後の23日には日高さんの霊前で手を合わせる。「残り2番も師匠の教えを貫いて、勝ち越しを決めていい報告をしたい」と恩返しを誓った。

 

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