【柔道】高藤直寿引退会見「全てが私の青春」「永山がいなかったらあそこまで熱く…」ライバルに感謝

[ 2026年3月10日 09:02 ]

引退会見にサプライズで訪れた阿部一二三(右)から花束をを贈られる高藤直寿(撮影・田中 和也)
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 柔道男子60キロ級東京五輪金メダルの高藤直寿(32=パーク24)が9日、東京都品川区のパーク24グループ本社で会見を行い、第一線を退くことを表明した。昨年の講道館杯で3回戦敗退に終わり、2028年ロサンゼルス五輪の出場が厳しくなったことで決断。「僕にとって柔道は自分の道。常に柔道が道をつくってくれてその上を歩いてきた」と競技生活を振り返った。

 2013年の世界選手権で当時20歳ながら初出場初優勝を果たし、日本男子史上最多となる計4度の世界一に輝くなど10年以上に渡って最軽量級をけん引。2016年リオ五輪で銅メダル、2021年東京五輪で金メダルを獲得も、2024年パリ五輪は出場を逃した。し烈な代表争いを繰り広げてきた最大のライバルは、パリ五輪銅メダルで昨年世界選手権初優勝を果たした永山竜樹(29=パーク24)だ。高藤は「永山がいなかったら東京五輪で勝てていなかった。あそこまで熱くなれなかったと思う。感謝している」と竜樹に伝言。昨年4月から同じ所属となったライバルに対し「次はサポートする立場で、ベストパフォーマンス出せるように支えていきたい」とエールを送った。

 永山を始め多くのライバルと数々の激闘を繰り広げてきたが「一瞬一瞬が思い出。全てが私の青春です」とあえてベストバウトは挙げず。「いろいろな選手と“命のやりとり”をやってきたので、誰とやった時が一番というのは決めたくないと思っている。今まで戦ってくれたライバルたち全員に感謝して引退していきたいです」と持論を述べた。

 ◇高藤 直寿(たかとう・なおひさ)1993年(平5)5月30日生まれ、栃木県下野市出身の32歳。7歳から柔道を始め、神奈川・東海大相模高―東海大を経てパーク24に入社。20歳で初出場した2013年の世界選手権で初優勝。2017、2018、2022年と計4度世界選手権で優勝。五輪は2大会に出場し、2016年リオ大会で銅メダル。2021年東京大会で金メダル。得意技は小内刈り、肩車。

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