「コツコツ行く派」高橋しずくプロ4年目で初めて経験した忘れられない週末

[ 2026年3月10日 14:00 ]

高橋しずく
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 【福永稔彦のアンプレアブル】きっと忘れられない週末になっただろう。女子ゴルフの開幕戦ダイキン・オーキッド・レディースでプロ4年目の高橋しずく(25=白銅)がレギュラーツアーで初めて予選を通過し自己最高の18位に入った。

 「ワクワクしました。予選ラウンドは、まず予選通過したいというの(気持ち)があったけど、残り2日間は伸び伸びできました。がっつかなかったことが一番の収穫。淡々とプレーできた」。4日間戦い抜いた高橋は充実感をにじませた。

 5歳でクラブを握り、ゴルフ人生をゆっくりと歩いてきた。4度目の挑戦となった22年のプロテストに合格。下部ツアーでは24年に初優勝を果たしているが、レギュラーツアーでは昨季まで7試合に出場し全て予選落ちに終わっていた。

 昨季途中に浮上のきっかけをつかんだ。「後半戦から“ミスしたらしようがない”って思えるようになった。それがスコアにつながっている」。12月の最終予選会で5位に入り、今季の前半戦の出場権を確保した。

 初のフル参戦に備え、オフはトレーニングで体力を強化。2月には静岡・伊豆で1週間合宿を行うなど基礎練習を徹底的にこなしアプローチを中心に磨いてきた。その成果を開幕戦から発揮した。

 同じ2000年度生まれの古江彩佳、吉田優利、西村優菜は国内ツアーで優勝し、米ツアーに羽ばたいた。焦りを感じているのかと思えばそうではない。成長のスピードは人それぞれだから気にしても仕方ない。

 「私はコツコツ行く派なので、頑張ってそのうち追いつけたらいいなと思っています。自分では一歩一歩順調に来ていると思います」と屈託がなかった。

 「しずく」という名前はスタジオジブリの名作アニメ映画「耳をすませば」の主人公・月島雫に由来する。「両親が主人公の名前がかわいいと思ったみたいです。気に入っています」という高橋。まさに雫が岩を穿(うが)つように、これからも一歩一歩マイペースで歩いて行く。(スポーツ部専門委員)

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