【黒岩敏幸の目】女子団体追い抜き銅メダルの日本 プッシュのサポートでオランダに劣った

[ 2026年2月18日 14:42 ]

<ミラノ・コルティナ五輪 スピードスケート女子団体追い抜き>銅メダルを獲得し観客の声援に応える(右から)佐藤綾乃、野明花菜、高木美帆、堀川桃香(撮影・小海途 良幹)
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 日本は準決勝のオランダ戦にベスト布陣で勝負をかけたが、力及ばずだった。2位通過だった3日前の1回戦では後半で失速したため、ペース配分を変えた。初戦よりゆっくり入って先行し、途中でオランダにリードされたものの、残り1周で再び前に出るまでは狙い通りだったと思う。だが、ラスト200メートルで小さなミスが出た。2番手の佐藤がふらついて少し遅れ、最後尾の堀川も隊列から離れて十分なプッシュができず、最後にタイムを落とした。長距離に強い選手をそろえるオランダにスタミナで負けた。

 北京五輪までは空気抵抗を受ける先頭を交代して滑っていた。近年はタイムロスにつながる先頭交代をなくし、後方の選手が前の選手の腰を押してアシストするプッシュ戦術が主流で、日本も取り入れた。選手同士の距離が近くなり、接触のリスクは高いが、日本はオランダよりもきれいな隊列で滑れていた。ただ先頭の高木をサポートする後方からのプッシュの力は劣っていた。

 3位決定戦では米国に勝ちきった。若い堀川や野明はこの貴重な経験を次につなげてほしい。(92年アルベールビル五輪男子500メートル銀メダリスト)

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