【スノボ】深田茉莉が冬季女子最年少19歳で金メダル!大技で驚異の10.00 名コーチ絶賛の集中力発揮

[ 2026年2月18日 23:52 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第13日 スノーボード   女子スロープスタイル決勝 ( 2026年2月18日    リビーニョ・スノーパーク )

<ミラノ・コルティナ五輪 スノーボード女子スロープスタイル決勝>金メダルの深田(右から2人目)(撮影・小海途 良幹)
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 大雪により一日延期された女子スロープスタイル(SS)決勝が行われ、五輪初出場の19歳、深田茉莉(ヤマゼン)が金メダルを獲得した。19歳1カ月17日での金メダル獲得は冬季五輪の日本女子最年少記録。スロープスタイルでの五輪金メダルは日本初で、銅メダルの村瀬心椛(21=TOKIOインカラミ)とともに同種目の日本女子初メダル獲得となった。

 競技を始めて5年あまりで五輪の舞台に立ったホープは、最初の種目ビッグエア(BA)では9位。SS決勝でも試技1回目で転倒して9位と出遅れた。しかし、2回目にジブセクションで高得点をそろえると、スイッチバックサイド900などフルメーク。85.70点をマークしてトップに立ち、3回目ではスイッチバックサイド1260の大技で「10.00点」を叩き出し、87.83点まで得点を上積み。見事に表彰台の中央をゲットした。

 7歳でスノーボードを始めたが、本格的に競技を開始したのは遅かった。小5頃から地元の屋外ジャンプ施設に通うようになり、13歳で佐藤康弘コーチに出会ったことが、深田の人生のターニングポイントになった。わずか1日の指導で、ジャンプはそれまでの倍の高さが出せるように。「この人は違うなと思った」。両親の後押しもあり、その後は佐藤コーチの教えを請うため、週末のたびに埼玉に通うように。高校進学と同時に、中高一貫の私学を辞めて兄と一緒に埼玉に転居。五輪を目指す闘いが始まった。

 W杯デビューは15歳で迎えた22~23年シーズン。2戦目のビッグエアでスイッチバック900などを決めて優勝を飾った。その後の冬季Xゲームでも4位に食い込むなど、衝撃的なルーキーシーズンとなったが、「自分ができる技を最大限出したが、他の選手がたまたまコケて、優勝できたということも分かっていた。まだ勝てる技がなかった」。翌シーズン後半戦は試合を欠場して技の進化を図るための強化期間にあてたことが、花を開くことになった。

 五輪選考が始まった昨季は、W杯で2勝を含む表彰台計5回と躍進。ビッグエアで種目別2位に入ると、初出場だった3月の世界選手権ではビッグエアで銅メダル、スロープスタイルでも4位。昨年12月には早々と五輪代表入りを確実にし、初の大舞台に照準を合わせてきた。

 手塩にかけて育ててきた佐藤コーチが「集中力がもの凄くあり、体が壊れない。だから急速に成長できた。恐怖心があっても、思い切って体を動かすことが強み」と語る19歳。岩渕麗楽、22年北京五輪男子BA、今大会同SS金メダルの蘇翊鳴(中国)との“チームやっさん”が、再び五輪で旋風を巻き起こした。

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