安青錦 春場所は打倒・大の里で綱獲り「戦わないといけない相手」 新大関Vから一夜明け会見

[ 2026年1月27日 04:43 ]

<安青錦優勝一夜明け>記者からの質問に答える安青錦(撮影・大城 有生希)
Photo By スポニチ

 大相撲初場所で06年夏場所の白鵬以来、史上9人目の新大関優勝を飾ったウクライナ出身の安青錦(21=安治川部屋)が千秋楽から一夜明けた26日、東京都江東区で会見した。初の綱獲りとなる春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で鍵となるのは、打倒・大の里。4戦全敗中の横綱を撃破し、双葉山、照国に並ぶ史上最速の大関2場所通過を目指す。

 熱海富士との優勝決定戦を制してから一夜。安青錦は新大関の重圧からようやく解放され、穏やかな表情で「やっとゆっくりできる。大関での場所で、しっかり自分らしい相撲を取れたので、凄くいい場所だったと思う」と話した。

 場所中は重圧や疲労などから食欲が落ちた。外食も控えていたことから、食べたいものを聞かれ「場所中はあまり外へも出ていないし、ジャンクフードや揚げ物も食べない。そういった体にあまり良くないものを食べられたらいいなと」と笑いを誘った。ようやく一回に約30本を平らげることもある好物の手羽先やハンバーガーを食べられそうだ。

 千秋楽表彰式の国歌斉唱では「君が代」を口ずさんだシーンも話題になった。YouTubeなどで勉強しているといい、「日本で生活する上では知っていた方がいいなと。ちょっと練習したけど、もうちょっと奇麗に歌えるように頑張る」と、来場所でも賜杯を抱き完璧に歌う覚悟だ。

 綱獲りには越えるべき“壁”もある。今場所も圧倒され、過去4戦全敗の大の里だ。天敵は自身同様に数々のスピード記録を塗り替え、年6場所制となった1958年以降、最速で横綱に昇進。新入幕から所要7場所での昇進なら、大の里を抜く最速記録となるだけに「戦わないといけない相手です」と視線を上げた。

 新関脇、新大関での2場所連続制覇は、双葉山以来89年ぶり2人目の快挙。次なるターゲットは双葉山、照国に並ぶ史上最速の大関2場所通過、年6場所制以降、史上最速(付け出しを除く)となる初土俵から所要16場所での横綱昇進だ。この日の夜には都内で行われた部屋のパーティーに出席。欧州出身初の横綱誕生へ、後援者らの前で「来場所はチャンスの場所。チャンスをつかめるように、しっかり稽古をして強くなる」と決意を示した。

 ○…横綱審議委員会は東京・両国国技館で定例の会合を開き、大島理森委員長(元衆院議長)は安青錦について「相撲が大変安定していた。新大関の重責を感じた中、プレッシャーを乗り越えたことを評価したい」と指摘。土俵下の優勝インタビュー前に四方へ向かって礼をしたことが評価されたといい「大相撲の品格を表してくれた」との声が上がったことも明かした。10勝5敗に終わった豊昇龍と大の里の両横綱には「来場所は安青錦の大いなる壁になるように頑張ってほしい」と奮起を促した。

続きを表示

この記事のフォト

「白鵬」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2026年1月27日のニュース