【フィギュア】2位・佐藤駿、初の五輪代表を確実に SP5位から巻き返し、涙の「100点」

[ 2025年12月21日 05:21 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2025年12月20日    東京・国立代々木競技場 )

表彰式で鍵山優真(左)と抱き合う佐藤駿(撮影・小海途 良幹)
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 来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねて行われた。2位の佐藤駿(21=エームサービス・明大)も代表入りを確実とし、3位の三浦佳生(20=オリエンタルバイオ・明大)も前進した。21日の全種目終了後に代表発表が行われる。

 佐藤が意地の巻き返しで初の五輪代表を確実にした。SP5位から臨み、冒頭で4回転ルッツを成功。4回転―3回転の連続トーループ、単独の4回転トーループも決めていく。最後の3回転ルッツは乱れたが、それ以外はミスなくフィニッシュ。フリートップのスコアで2位に食い込み、表彰式では歓喜の涙を流した。

 「最後のミスも含めて、自分としては100点かなと思う。率直にうれしいし、昨年のリベンジはできた」

 1年前の全日本は7位。ミスが続いたフリーの後は過呼吸の症状で医務室に直行した。悔しさを胸に迎えた今季。右足首の負傷で出遅れるなど順風満帆ではなかったが、GPファイナルで3位、今大会でも表彰台に上がって嫌な記憶を払拭した。

 鍵山とは同学年で、ノービスやジュニアの年代から切磋琢磨(せっさたくま)してきた。ただ、22年2月の北京五輪で鍵山が銀メダルを獲得したのに対し、自身は男子フリー当日に左肩を手術。仲間でありライバルが活躍する姿を病床から見守るしかなかった。あれから4年近くがたち、自らも夢舞台への道を切り開いた。

 二人三脚で歩んできた日下匡力(ただお)コーチには「本当によくやった」と迎えられた21歳。21日に五輪代表の発表を控える中で「もう自分としてはやり切った。あとはもう結果を待つだけ」と晴れやかな表情を浮かべた。 

 ▽フィギュア五輪への道 各3枠の男女は今大会の優勝者が自動的に代表に決まり、残る2人は総合的に選出。2人目は全日本の2、3位、GPファイナルの日本勢上位2人(男子は鍵山と佐藤、女子は中井と坂本)、今季ベストスコア上位3人から決め、上記基準を満たして選考から漏れた選手と世界ランク上位3人などから3人目を選ぶ。2枠のペアは全日本1、2位と、全日本終了時のシーズン最高得点などを基に選考。団体のみのアイスダンスはペアと同じ基準を適用する。

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