【ラグビー】日本代表 仏、米、サモアと同組 23年の雪辱へレッツ豪!27年W杯1次L組み合わせ決定

[ 2025年12月4日 05:30 ]

<ラグビー日本代表 記者会見>写真に納まるエディー・ジョーンズヘッドコーチ(撮影・西海健太郎)
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 ラグビーの27年W杯オーストラリア大会の1次リーグ組み合わせ抽選会が3日、シドニーで行われ、世界ランキング12位の日本は、同5位のフランス、同16位の米国、同19位のサモアと同じ1次リーグE組に入った。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、65)は東京都内で会見を開き、対戦相手に照準を絞って2年後へ向かう決意を述べた。日程の詳細は来年2月上旬に発表される予定。

 標的を見定め、ジョーンズHCは胸を高鳴らせた。「どこと戦うか明確になってワクワクする。これから2年間かけて、対戦国をどう倒すかに着目して準備していく」。前回チームを率いた15年W杯では、初戦の相手が南アフリカに決まると「ビート・ザ・ボクス(南アを倒せ)」を掲げ、入念に対策して見事に完遂。2年後へ向け、今回も知将が準備を始めた。

 米国とは3大会ぶり、サモアとは4大会連続の同組。2チームとは15年大会でも同組でともに勝利しており、くしくも似たような組分けとなった。同大会で「ブライトンの奇跡」を起こして世界に衝撃を与えたエディージャパン。今度は世界ランク5位のフランスから再び金星を挙げ、全勝での1位通過も狙う。

 W杯で3度の準優勝経験を持つフランスとは、過去14戦で一度も勝ったことがない。直近の対戦は昨年11月の欧州遠征で、12―52の完敗だった。SH斎藤直人は昨季からフランス1部トゥールーズでプレーしており、フランス代表主将のSHデュポンと同じチームで同じポジション。ジョーンズHCは「情報を得たい」と攻略法を探る方針だ。

 再任2季目の今秋は、5週連続で世界の強豪に挑んで1勝4敗。オーストラリアに4点差まで迫るなど成長を示し「相手にとって手ごわいチームになった」と収穫を口にした。ベスト4という最大目標を見据え「キックとディフェンスを強化したい」と本番まで2年間の改善点を挙げた。

 来年は新設された「ネーションズチャンピオンシップ」に参戦し、フランスを含む強豪国に挑んでいく。現在は若手主体と言われるが、指揮官は「W杯では経験値のある選手になっている」と期待の中に自信もにじませた。2年後の大舞台へ、さらに成長を加速させる。

 ≪1位通過“絶対条件”≫E組の日本は1次リーグを1位で通過すれば決勝トーナメント1回戦でD組2位と、2位通過ならA組2位と対戦する。D組2位は世界ランク9位のスコットランド、A組2位は同7位のオーストラリアが予想される。その先を見据えても、上位進出のためには1位通過が求められそうだ。

 ≪戦力DATA≫※DATAの見方(1)世界ランキング(2)W杯出場回数(3)W杯実績(4)ヘッドコーチ(5)主将(6)愛称(7)エンブレム(8)寸評

 【日本 世界ランク12位】(1)12位(2)11大会連続11回目(3)8強(19年)(4)エディー・ジョーンズ(5)LOワーナー・ディアンズ(6)ブレイブ・ブロッサムズ(7)桜(8)15年W杯で南アフリカ撃破、19年W杯で8強入りと成長。15年W杯を率いたジョーンズHCが再任し「超速ラグビー」を掲げている。1次リーグ敗退に終わった23年W杯からメンバーは大きく替わり、若手を積極起用している。

 【フランス 世界ランク5位】(1)5位(2)11大会連続11回目(3)準優勝(87、99、11年)(4)ファビアン・ガルティエ(5)SHアントワーヌ・デュポン(6)レ・ブル(7)雄鶏(8)過去3度の準優勝を誇る欧州の雄。前回23年大会はホスト国として悲願の優勝を目指したが準々決勝で優勝した南アフリカに敗戦。SHデュポン主将、WTBプノーら当時の主力が残り、強力FWも健在。悲願の頂点を目指す。

 【米国 世界ランク16位】(1)16位(2)2大会ぶり9回目(3)1次リーグ敗退(4)スコット・ローレンス(5)FLジェーソン・ダム(6)イーグルス(7)ハクトウワシ(8)日本とは87、03、15年大会に続き4度目の同組。個の身体能力を生かしたラグビーでW杯の常連だったが、前回大会は世界最終予選で敗退。31年大会の開催国として24年に就任したローレンスHCの下で強化が進んでおり、11年大会以来の勝利を目指す。

 【サモア 世界ランク19位】(1)19位(2)10大会連続10回目(3)8強(91、95年)(4)トゥシ・ピシ(5)FLテオ・マクファーランド(6)マヌ・サモア(7)南十字星とヤシの木(8)日本とは4大会連続5度目の同組となった因縁の相手。協会の財政難で弱体化し、世界最終予選を勝って最後の出場枠を勝ち取った。W杯は欧州でプレーするトップ選手が招集され、個の能力は侮れない。ピシHCはかつてサントリーで日本のジョーンズHCの下でプレーした。

 【W杯アラカルト】
 ☆抽選方式 世界ランキングに応じて4つの「バンド」に分けられ、各バンドから1チームずつ選出。日本は世界ランク12位のため「バンド2」、バンド1は同1~6位、バンド3は13~18位、バンド4は19位以下のチームが振り分けられた。

 ☆大会方式 参加チーム数は前回より4増えて24チーム。4チームずつ6組に分かれて1次リーグが行われ、各組の上位2チームと、各組3位チームの中から(1)勝ち点(2)得失点差(3)トライ数差の比較で上位4チームを加えた計16チームが決勝トーナメントに進出。前回までは5チームずつ4組に分かれて1次リーグが行われ、各組上位2チームの計8チームが決勝トーナメントに進出していた。

 ☆開催地 27年10月1日にパースで開幕し、決勝は11月13日にシドニーで開催。アデレード、ブリスベン、メルボルン、ニューカッスル、タウンズビルを加えた計7都市で全52試合が行われる。オーストラリア開催は03年以来で、ニュージーランドと共催だった87年の第1回大会を含めて今回が3度目。

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