【スノーボード】18歳・深田茉莉V 初の五輪へ前進 日本勢が表彰台独占

[ 2025年11月30日 05:00 ]

スノーボードW杯ビッグエア第1戦 ( 2025年11月29日    中国・張家口 )

スノーボードW杯のビッグエア開幕戦の女子で優勝し、喜ぶ深田茉莉
Photo By ゲッティ=共同

 ミラノ・コルティナ五輪シーズンの開幕戦は29日、決勝が行われ、女子は昨季種目別2位の深田茉莉(18=ヤマゼン)が156・75点で優勝し、スロープスタイルと合わせてW杯通算4勝目を挙げた。2位に岩渕麗楽(23=バートン)、3位に鬼塚雅(27=ISPS)が入り、日本勢が表彰台を独占。男子は昨季世界王者の木俣椋真(23=ヤマゼン)が日本勢最上位となる3位に入った。

 初の五輪出場を目指す18歳が、ビッグジャンプで夢舞台に近づいた。1回目に78・50点を出してトップに躍り出たものの、2回目は緊張もあってか2回転止まりで得点も伸びず。追い込まれた3回目、3回転技の途中にグラブ(板をつかむ場所)を変える高難度の技を着地もまとめ、再びトップに浮上。後続を抑え、表彰台の真ん中で笑みを浮かべた。

 愛知県出身。中2の時、練習拠点をたまたま訪れていた佐藤康弘コーチと出会い、指導を仰ぐとエアの高さが飛躍的に伸びた。「この人は違うなと思った」とほれ込み、その後は週末のたびに佐藤氏が拠点を置く埼玉に通って練習。高校進学と同時に埼玉へ移って本格的に競技に専念。22年12月のW杯デビュー2戦目で初優勝を飾るなど、活躍は世界からも一目置かれている。

 オフには女子では世界で初めて、全4方向の4回転技に成功。今回は海外トップ選手が不在だったものの、ハイレベルな国内の代表争いでも一歩前進した。

 《男子は木俣が日本勢最上位》4人が決勝に残った男子日本勢で、世界王者の木俣が唯一の表彰台に上った。1週間前までの欧州での雪上合宿で、「中国での(開幕から)2戦のために練習してきた」という5回転半技を1回目、3回目に成功。昨季はW杯では不調で、2季ぶりの表彰台に「普通にうれしかった。いいスタートが切れた」と話した。前回22年の北京五輪はあと一歩で代表に届かず、一時は強化指定からも外れるどん底を味わった不屈の男が、初の五輪へ前進した。

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