安青錦、初優勝で大関昇進確実「うれしいけどもう1つ上の番付がある」 年6場所制最速のスピード昇進へ

[ 2025年11月23日 18:07 ]

<大相撲九州場所千秋楽>八角理事長(右)から優勝杯を受け取る安青錦 (撮影・成瀬 徹) 
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 大相撲九州場所は23日、福岡国際センターで千秋楽の取組が行われ、新関脇の安青錦(21=安治川部屋)が横綱・豊昇龍(26=立浪部屋)との優勝決定戦を制して12勝3敗で初優勝を決めた。ウクライナ出身力士では初の賜杯。初土俵から14場所での初Vは、年6場所制となった1958年以降初土俵では24年春場所の尊富士の10場所に次ぐ2番目(付け出しを除く)のスピード記録となった。審判部が昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長に要請、受諾されたことで安青錦の大関昇進が確実になった。

 三つ巴の優勝争いを繰り広げていた横綱・大の里が千秋楽当日の朝に休場する異例の展開。安青錦は本割で大関・琴桜に内無双で勝って12勝3敗とし、大の里の休場で不戦勝となった豊昇龍との決定戦へ駒を進めた。

 決定戦では立ち合いから低い体勢で前に出ると左でまわしをつかんで横綱を後ろ向きにし、送り投げを決めて勝利。戦禍の母国へ大きな勇気を届けた21歳は感無量の表情を見せた。

 館内の優勝インタビューでは「素直にうれしいです」と喜びを表現。豊昇龍には前日14日目も勝っており、これで初対戦から“4連勝”となった。「しっかり自分らしい相撲が取れて良かった」と振り返り、館内の大歓声は「信じられなかったんであまり聞こえなかった」と明かして観客の笑いを誘った。

 「思ったより重たかった」初めての賜杯を手にし、見えてきた大関昇進。初土俵から14場所での昇進なら、年6場所制では琴欧州の19場所を大きく更新する史上1位のスピード昇進となる。

 「師匠が言ってることをしっかりやってきてその結果だと思います」と入門からの日々を振り返った21歳。大関昇進について聞かれると「うれしいですけど、もう1つ上の番付があるのでそこを目指していきたい」。早くも横綱への思いを口にし、館内からは“おおー”と大きな歓声が起こった。

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