【相撲】隆の勝 1敗守った!勝ち越し王手 湊川親方のアドバイスが力水「忘れずに実践するだけ」

[ 2025年9月22日 04:35 ]

大相撲秋場所8日目 ( 2025年9月21日    両国国技館 )

<秋場所 8日目>隆の勝(左)は美ノ海をはたき込みで破る (撮影・西川祐介)
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 平幕・隆の勝が美ノ海をはたき込みで破り、1敗を守った。常盤山部屋付きの湊川親方(元大関・貴景勝)の助言を生かし、勝ち越しに王手をかけた。単独首位の横綱・豊昇龍は豪ノ山を押し出し、8連勝で勝ち越した。大関昇進を目指す若隆景は熱海富士を寄り切って5勝目。豊昇龍を大の里、隆の勝、正代が1差で追っている。

 隆の勝は1敗を守って支度部屋に戻ると二重三重の報道陣に囲まれた。隣に座る若元春が思わず「すげぇ」と感嘆しながら「で、立ち合いは?」と記者に交じって質問すると「よかったです」。新入幕から7年。5場所の関脇経験も持つ実力者で「角界のおにぎり君」と呼ばれる愛されキャラが今場所の主役候補に躍り出てきた。

 「右の突き」が力強い。この日も立ち合いで踏み込み、右を伸ばして押し込むと、すぐさま左からはたき込んだ。相手に残す暇を与えぬ早業だった。「体の反応がいい。相手がよく見えている」と振り返った。中日で勝ち越しに王手をかけるのは20年春場所、昨年九州場所に続く自身最速タイ。まさに好調そのものだ。

 同じ常盤山部屋付きの湊川親方のアドバイスが力水となっている。隆の勝は「“右を伸ばしたら、いい相撲が取れるんですけどね”と言ってもらえたんで。言っていただいたことを忘れずに実践するだけ」とうなずく。湊川親方が現役時代から最も稽古した相手の一人が隆の勝だったという。その際、実感したのが「右の突きが強い」だった。

 昨年7月の名古屋場所では優勝決定戦で敗れ、悲願の賜杯には届かなかった。今場所後の10月4日には、両国国技館で湊川親方の断髪式が控える。当日の取組はもちろん優勝力士として参加すれば――。恩返しするには最高の舞台。残り7日間へ「悔いなく全力でやるだけ」と表情を引き締めた。

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