悲願9年目に感涙!金沢志奈 初Vがメジャー制覇「地元で重なりうれしい」非力でも技術磨き戴冠

[ 2025年9月15日 04:00 ]

女子ゴルフツアー ソニー日本女子プロ選手権最終日 ( 2025年9月14日    茨城県 大洗GC(6840ヤード、パー72) )

<ソニー日本女子プロ選手権・最終日>優勝し母・雅枝さん(左)と笑顔を見せる金沢志奈(撮影・西尾 大助)
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 プロ9年目の金沢志奈(30=クレスコ)が地元茨城でツアー初優勝、メジャー初制覇を果たした。1打差の3位で出た最終ラウンドを2バーディー、1ボギーの71で回り、通算10アンダーで並んだ桑木志帆(22=大和ハウス工業)とのプレーオフを1ホール目で制した。5月のワールド・サロンパス・カップでツアー29勝目を挙げた“師匠”申ジエ(37=韓国)に続いてビッグタイトルを手にした。

 初優勝まで8年かかった。でも待ったかいがあった。地元茨城でしかもメジャー。「毎日苦しい18ホールだった。どの試合でもいいから優勝したかったけど地元でメジャーが重なりうれしい」。金沢の瞳から涙があふれた。

 10番で3打リードしながら、15番で1打目を左の林に入れて手痛いボギーで桑木に並ばれた。しかし、そこから驚異の粘りを見せる。終盤3ホールはグリーンを外しながらも“寄せワン”でしのぎ、18番でのプレーオフ1ホール目もカラーから56度のウエッジで50センチに寄せてパーを拾い決着をつけた。

 「飛ばないので小技がどうにかならないと戦えないゴルフ人生。グリーンを外しても寄せる自信がある」。ジュニア時代から非力でショートゲームに活路を求めた。技術を磨く上で欠かせないのが申ジエの存在だ。中学時代からレッスンを受ける金愛淑(キム・エイスク)コーチの合宿で出会い、一緒に練習するようになった。ここ3年はオフにオーストラリアで合宿。助言を受けながら体力づくり、アプローチ強化に取り組んできた。「ジエさんの引き出しの中から盗み見て得るものがたくさんあった」

 ワールド・サロンパス・カップを制した申ジエに続き師弟でメジャー2連勝。“師匠”と抱き合い「ここまで育てていただいて感謝の気持ちでいっぱいです」と謝意を示した。日本女子プロでのツアー初優勝は史上5人目。快挙を成し遂げたばかりだが「複数回優勝を今年中にできたら」と次なる目標を掲げた。 (福永 稔彦)

 ≪金沢が5人目≫これまで日本女子プロでツアー初優勝を飾った選手は68年樋口久子、81年鈴木美重子、14年鈴木愛、22年川崎春花。金沢が史上5人目となる。

 ◇金沢 志奈(かなざわ・しな)1995年(平7)7月29日生まれ、茨城県笠間市出身の30歳。父の影響で8歳でゴルフを始める。岩瀬日大―中央学院大中退。16年日本女子学生優勝。17年7月プロテスト合格。同年9月下部ツアー初優勝。趣味は登山と読書。血液型A。1メートル64、53キロ。

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