カーリング フォルティウス、決勝進出かけ13日にロコと激突 4年前のつらい経験…雪辱のチャンス

[ 2025年9月13日 05:00 ]

カーリング日本代表決定戦第2日 ( 2025年9月12日    北海道・稚内市みどりスポーツパーク )

声援に応えるフォルティウス
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 26年ミラノ・コルティナ冬季五輪に向けた代表を決める大会の1次リーグが行われ、三つ巴の女子は、初日に2連敗を喫した25年日本選手権覇者のフォルティウスが崖っ縁から2連勝を飾った。3チームが2勝2敗で並び、ドローショットチャレンジによりSC軽井沢クラブが1位で決勝進出。2位フォルティウスは3位ロコ・ソラーレと、きょう13日に決勝進出を懸けてプレーオフを戦う。男子はSC軽井沢クラブが代表に決まった。

 崖っ縁からはい上がった。負ければ敗退のフォルティウスは、1次リーグ最終戦でSC軽井沢を下して2連勝を決めると安堵(あんど)の笑みを浮かべて仲間同士で抱き合った。スキップの吉村は「まずはホッとしている。勝つんだと強い思いを持ってプレーした。4年前より気持ちの面でも強くなっている」と胸を張った。

 過酷な一日を勝ち抜いた。午後1時開始の試合でロコ・ソラーレを撃破。6―6で並んだ最終10エンドの最終投で、吉村が相手スキップの藤沢よりハウスの中央に寄せる好ショットで試合を決めた。午後6時からのSC軽井沢戦は、中盤から主導権を握って勝利した。2連敗を喫した昨夜、宿舎に戻ると吉村は仲間に思いを吐露した。「悔しいっ」。これまであまりなかった出来事にチームは奮い立った。

 4年前のつらい経験を忘れていない。「北海道銀行フォルティウス」として臨んだ21年の前回大会。ロコ・ソラーレとの一騎打ちで2連勝後に3連敗を喫して悔し涙を流したのが、このアイスだった。五輪を逃すと、同年11月には、新たに部を立ち上げることになる北海道銀行とのスポンサー契約が打ち切られ、フォルティウスは岐路に立たされた。貯金を切り崩して生活した時期もある。ただ、苦しい中でも競技への強い思いは変わらなかった。

 吉村は言う。「みんなでチームをつくり上げてきて、結束力は強くなったし、みんな覚悟を持って臨んでいる」。まずは宿敵ロコ・ソラーレとのプレーオフを突破し、4年前のリベンジを果たしてみせる。 (中村 文香)

 ▼ロコ・ソラーレ藤沢五月(同点で迎えたSC軽井沢ク戦の最終第10エンドでミスし)私が決めきれなかったのが単純な敗因。(これまでも)無駄に崖っ縁に追い込まれてきたわけではない。試されている。

 ▽ドローショットチャレンジ(DSC) 試合前にチーム代表2人がストーンを時計回りと反時計回りの回転で1度ずつ投じ、ハウス中心への合計距離で先攻、後攻を決める「ラストストーンドロー(LSD)」のうち、悪い数値を2つ除く平均値を比較する。今大会は3チームが2勝2敗で並んだため、DSCで1次リーグの順位を決定。1位SC軽井沢クラブ、2位フォルティウス、3位ロコ・ソラーレとなった。

【男子代表はSC軽井沢クラブに決定】
 男子はSC軽井沢クラブが一騎打ちの戦いを制して代表の座を手に入れた。前日に2連勝して迎えた第3戦は最終第10エンドに2点のリードを逆転されたが、第4戦はロースコアの息詰まる熱戦を逆転で制した。スキップの山口は「つらいときはチームメートが助けてくれた。今季は一体感が出て、本当に良いチームになった」と言葉に実感を込めた。10代から40代まで幅広い年代のカーラーが集うチームは、12月の最終予選で日本男子3度目の五輪出場を目指す。

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