【卓球】張本智和「あれほど効くとは思わなかった」得意のチキータを封印する奇策で世界王者撃破

[ 2025年8月11日 23:20 ]

卓球WTTチャンピオンズ最終日 ( 2025年8月11日    横浜BUNTAI )

WTTチャンピオンズ横浜大会で優勝し、トロフィーを手に笑顔の張本智和(撮影・前川 晋作)
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 男子シングルス決勝が行われ、世界ランキング4位の張本智和(22=トヨタ自動車)が優勝を果たした。同2位で今年の世界選手権王者の王楚欽(25=中国)を4―2(11―9、11―5、11―8、9―11、11―13、11―4)で撃破。WTTチャンピオンズでは2022年7月にハンガリー・ブダペストで行われた第1回大会以来、3年ぶりの優勝となった。

 王には過去2勝12敗と大きく負け越しており、1カ月前に米ラスベガスで行われたUSスマッシュ決勝では0―4で完敗していた。そんな強敵を相手に、いきなり3ゲーム連取。その後2ゲームは競り負けたが、途中で5分間のメディカルタイムアウトをはさんだ第6ゲームは11―4の大差で勝利を決めた。

 世界王者という高い壁を越えられた理由は、大胆な戦術にあった。レシーブ時に得意のチキータを封印。虚を突いて相手を焦らせ「あれほど効くとは思わなかった。勝ったことが想定外だけど、その中でも3―0は特に想定外」と序盤から流れをつかんだ。そして「効かなくなったところでチキータに変えた」と、第6ゲームの最後は得意技で決めた。

 「0―2になってから戦術を変えていては時既に遅いので」と第1ゲームから新たな戦術を決行。「ラスベガスで負けた日に決めた。コーチ陣が緻密に練ってくれた」と準備してきた奇策が見事にはまった。3年ぶりに優勝を果たし、次に見据えるのは世界選手権や五輪のビッグタイトル。「(王に)やりづらいと印象づけた。今後にもつながる大きな勝利になった」。22歳はまた一つ進化を遂げた。

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