【玉ノ井親方 視点】玉鷲が大きな仕事 横綱が3敗目を喫して優勝争いは全く分からなくなった

[ 2025年7月22日 19:39 ]

大相撲名古屋場所10日目   ○玉鷲(突き落とし)大の里● ( 2025年7月22日    IGアリーナ )

<名古屋場所・10日目> 大の里(手前)を突き落としで破る玉鷲 (撮影・亀井 直樹)
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 40歳の玉鷲が大仕事をやってのけた。昭和以降では史上最年長の金星獲得だ。

 立ち合いは相手の右差しを防ぐために左に動きながら当たった。左でおっつけながら右差しを封じる、だが、反対の左から攻められ、さらに右上手を引かれた。それでも土俵際でうまく足を送って圧力をかわし、最後は右から突き落として逆転勝ちした。

 鉄人の底知れぬ力を見せつけられた一番だった。

 横綱にとっては悔いの残る取組。得意の右は差せなかったが、前に出る相撲で流れは横綱にあった。ただ、勝ち急いでしまった。押し込んだところで、体を預けるのが早すぎた。右上手を引きつけるなり、左からおっつけるなりすれば良かったが、気持ちに足がついていかず、詰めの甘さが出てしまった。

 それでも尾を引くような負け方ではない。前に出ていっての黒星だから、切り替えはすぐにできるだろう。

 横綱が3敗目を喫したことで優勝争いは混戦になり、言葉は悪いが、面白くなった。

 1敗の一山本がこのまま最後まで突っ走れるかどうかは微妙。草野も新入幕とはいえ侮れない存在。霧島、安青錦も好調を維持している。

 鉄人・玉鷲、大関経験者の御嶽海、若手の琴勝峰も2敗で続いている。この先どうなるか、まだまだ全く分からない状況だ。(元大関・栃東)

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