小祝さくら 3差逆転で今季初、7年連続12度目V 全英女子オープンに弾み

[ 2025年7月21日 04:15 ]

女子ゴルフツアー 明治安田レディース最終日 ( 2025年7月20日    宮城県仙台クラシックGC=6642ヤード、パー72 )

<明治安田レディース・最終日>無観客での試合に勝利し笑顔を見せる小祝さくら(撮影・西尾 大助)
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 3打差10位から出た小祝さくら(27=ニトリ)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの66をマークして逆転し、通算15アンダーで今季初勝利を飾った。通算12勝目で、19年のツアー初Vからの7年連続勝利は継続中の選手では最長。300ポイントが加算されたメルセデス・ランキングも2位に浮上した。クマ目撃情報で大会が3日間に短縮されたため、優勝賞金は75%の1350万円となった。

 クラブハウスで後続の結果を待っていた小祝に今季初勝利の知らせが入った。過去3戦全敗のプレーオフに突入せずに優勝が決まり「ホッとした。16番のイーグルがなかったら勝てなかった」と静かにほほ笑んだ。

 15番のボギーで形勢不利になり、迎えたパー5の16番。「絶対イーグルを取る」と強い気持ちで2打目を打った。打った球はグリーン左奥のカラーに落ちたが、第3打残り約10ヤードを58度のウエッジで直接ねじ込み「キャディーさんの“入れ!”という大きな声に、こちらがびっくりした」と笑わせた。

 前週までの今季16試合で10位以内10度はツアー最多。勝てないもどかしさはあったが、安定感は抜群だった。ようやくつかんだ初Vに「優勝がなかなかできていない感じではあったので、本当に今回優勝できてうれしい」。クマ目撃情報のため開幕が1日遅れた今大会。無観客での3日間を無事に終え「クマの対策を何重にもしていただきありがとうございました」と感謝した。

 これでツアー初優勝した19年から7年連続V。秘訣(ひけつ)は「ケガしないこと」と言うが、実は先々週の試合中に右手首を、今週も大会初日に左手首を痛めていた。これもケガの功名なのか。「力を入れられなくなってたんですが、逆にドライバーの調子が良くて」と逆に力に変えた。

 見事な逆転Vで、再来週に控える全英女子オープンへも弾みをつけた。初出場の昨年は2日目に崩れて予選落ち。「去年のリベンジだと思って頑張りたい」。年間女王筆頭候補とされる小祝のシーズンは、まだ始まったばかりだ。(松岡 咲季)

 ◇小祝 さくら(こいわい・さくら)1998年(平10)4月15日生まれ、北海道北広島市出身の27歳。8歳からゴルフを始める。飛鳥未来高卒業後、17年のプロテストに一発合格。19年サマンサタバサ・レディースでツアー初優勝を果たした。今季、宮里藍サントリー・レディースでは9位に入り、史上13人目の生涯獲得賞金8億円突破。趣味は音楽、ライブ、食べること。1メートル58。

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