高橋藍の雄叫び!日本バレー男子 死闘フルセットで大逆転勝利 決勝大会進出へ前進

[ 2025年7月18日 05:00 ]

バレーボール男子ネーションズリーグ   日本3ー2アルゼンチン ( 2025年7月17日    千葉ポートアリーナ )

<バレーボール・ネーションズリーグ 日本・アルゼンチン>アルゼンチンに勝利し喜ぶ日本の選手たち(撮影・小海途 良幹)
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 男子1次リーグが行われ、昨年準優勝の日本は、21年東京五輪銅メダルのアルゼンチンを0―2から大逆転し、3―2で下した。通算7勝3敗とし、開催国・中国と上位7チームによる決勝大会進出に大きく前進した。今大会から合流したエースの高橋藍(23=サントリー)が16得点を奪うなど、攻守でチームをけん引した。18日は22年世界選手権銅メダルのブラジルと対戦する。

 苦しみながらも、フルセットにもつれる死闘を制した。相手のサーブミスで勝利が決まると、高橋藍はホッとしたような表情で両手を突き上げた。「しんどい試合だったけど、チーム全員で勝ち取った1勝になった」。2セットを先取されながらの逆転勝ち。決勝進出をたぐり寄せる、大きな白星になった。

 崖っ縁でも諦めなかった。取られれば敗戦が決まる第3セット。高橋藍が2―3でレフトから豪快なスパイクを打ち込み、ブロックアウトを奪った。エースが決めればチームは奮い立つ。ここから日本は一挙5連続得点で流れをつかんだ。最終セットも7―6の場面で相手を止めるブロック。16得点で接戦を制する原動力になった。

 昨夏のパリ五輪での悪夢を忘れていない。準々決勝のイタリア戦。4度のマッチポイントを握りながら逆転負けを喫し、悔し涙を流した。決められなかった1点。「1点を取れる選手にならないといけない」。その1点を追い求め、昨季にイタリアからSVリーグへの移籍を決断した。

 イタリアで習得した空中でブロックを見て打ち方を変えるスパイク技術に加え、日本ではチームを勝利に導く精神面での成長があった。加入直後は連係不足に足首の不調も重なり自信を失いかけたこともある。それでも「初代王者に意味はある」と仲間を鼓舞し続け、サントリーを初代王者に押し上げた。

 そして7月頭の沖縄合宿から日本代表に合流。「勝てるチームを求めていく」と、五輪以来となる日の丸のユニホームに身を包んだ。今季からロラン・ティリ監督(61)が就任。今大会は28年ロサンゼルス五輪に向けた初陣でもある。「2セット取られて苦しい展開の中、メンバーの中でギアを上げていけた。この日本ラウンドの中で成長できている」。日本のエースは頼もしい口調で言った。

 ▼石川祐希 途中から入ったメンバーが活躍してくれた。アルゼンチンも非常にいいプレーをしていたけど、なんとか勝利できてうれしい。(主将はこの日13得点)

 ▽ネーションズリーグ(VNL) 男子国際大会「ワールドリーグ」、女子国際大会「ワールドグランプリ」に代わる大会としてFIVB(国際バレーボール連盟)によって18年に新設された世界最高峰の国際大会。男女それぞれ18チームが3週にわたる1次リーグで世界を転戦し、開催国と上位7チームによる決勝大会を目指す。昨年日本は男女ともに銀メダルだった。

 ▽日本の1次L突破条件 現在7勝3敗の20ポイントで、開催国の中国を除く上位7チームの決勝大会進出圏内。18日のブラジル戦に3―0または3―1で勝って3ポイントを獲得すれば、日本の1次L突破が決定的となる。

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