秋本美空 国内代表デビュー戦で見せた技ありの一本 取り組んだブロックアウト「それができて良かった」

[ 2025年7月10日 04:30 ]

バレーボール ネーションズリーグ女子1次リーグ   日本3-0フランス ( 2025年7月9日    千葉ポートアリーナ )

<日本・フランス>第2セット、得点を決め笑顔の秋本(右から2人目)(撮影・藤山 由理)
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 千葉大会が開幕し、世界ランク5位の日本は3―0のストレートで同17位のフランスを下し、通算成績を7勝2敗とした。チーム最年少18歳の秋本美空(姫路)が第2セット終盤で途中出場し、国内シニア代表デビューを飾った。ロンドン五輪銅メダリストの愛さん(旧姓大友、43)を母に持つロス五輪の星が、日本のファンにその潜在能力を初披露した。

 途中出場を告げられた秋本は、ワクワクしていた。「緊張はあんまりしないんです」とはにかんだ18歳。第2セットの最終盤にコートに入り、上がったトスは24―16の場面の1本だけ。レフトから相手の2枚ブロックに当ててコート外にボールをはじき出す技ありの一打で、セットを決める1点を奪ってみせた。「自分を知らない人も、自分が取った点数で喜んでくれるのは凄くうれしい」。わずかなチャンスをものにする、そんな勝負強さに可能性を感じさせた。

 母・愛さん譲りの1メートル85の長身を生かしたスパイクが持ち味。フェルハト・アクバシュ新監督(39)も「キープレーヤーになる」と期待を寄せるロス五輪の星だ。6月4日にカナダで行われたオランダ戦でシニア代表デビューを果たしたが、日本での試合はこれが初めてだった。愛さんもコートサイドで見守る中、ワンプレーで結果を残した。

 この一打には、これまでの成長が詰まっている。国際試合を戦う中、先輩の石川や佐藤らのプレーを見て強打だけではない打ち方の必要性を感じた。「今までできなかったブロックアウトを狙ってできるようになるとプレーの幅も広がる」と、千葉大会前に自主的に取り組んだのがブロックアウトの練習。「今日はそれができて良かった」とうなずいた。

 ここまで先発はないが、少ない出場機会でアピールを続ける。「そこでどれだけ練習したことを発揮できるか。自分が成長できる瞬間だと思っているので、全力のプレーを出してきたいなって思います」。日々成長を続ける18歳から目が離せない。(中村 文香)

 ◇秋本 美空(あきもと・みく)2006年(平18)8月18日生まれ、神奈川県出身の18歳。母の影響で小2で競技を始め、東京・共栄学園中、高を経てSVリーグ姫路入り。23年に16歳で日本代表登録メンバーに選出。今年6月4日のオランダ戦でシニア代表デビュー。アウトサイドヒッターで最高到達点は316センチ。1メートル85。

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