蝉川泰果 史上最年少で日本タイトル3冠 妻・久保葵と抱き合い涙 結婚後は初V「優勝を届けたかった」

[ 2025年6月9日 04:00 ]

男子ゴルフツアーBMWツアー選手権森ビル杯最終日 ( 2025年6月8日    茨城県 宍戸ヒルズCC(7430ヤード、パー71) )

<BMWツアー選手権森ビル杯・最終日>優勝し妻・葵さんと喜びを分かち合う蝉川泰果(撮影・西尾 大助)
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 首位と1打差の3位から出た蝉川泰果(24=アース製薬)が1イーグル、4バーディー、1ボギーの66で回り、通算10アンダーで並んだ堀川未来夢(32=Wave Energy)とのプレーオフを1ホール目で制し、大会初優勝を飾った。ツアー5勝目。日本オープン、日本シリーズJTカップを制しており、24歳148日の史上最年少で日本タイトル3冠を達成した。

 プレーオフ1ホール目。蝉川がスーパーショットで勝利を引き寄せた。バンカーから残り178ヤードの第2打。7Iを振り切りピン奥2メートルへ。バーディーパットを沈めて死闘に終止符を打った。「夢かなと思うくらい緊張感の極限でウイニングパットは記憶がない」。妻でタレントの久保葵(27)と抱き合うと涙がこみ上げてきた。

 最終組で堀川と競り合った。1番で2打差がついたが、2番パー5でグリーン手前からウエッジで放り込むチップインイーグルで挽回した。終盤も粘った。16番は1メートルにつけて、18番は6メートルのスライスラインをねじ込んで生き残った。「どのショットも気合を入れてガス欠するくらい集中した」と胸を張った。

 1月から米下部ツアーに参戦したものの、肋骨の痛みで2月の大会を途中棄権。検査しても原因が分からず「痛みと一生付き合っていくのかと絶望した」。3月、6軒目の病院でようやく肋骨3本の疲労骨折が判明した。「病名を言われて逆にホッとした」。療養期間を経て5月からツアーに戻り、復帰5戦目で1年半ぶりのツアー5勝目をつかんだ。

 昨年11月の結婚後は初V。蝉川は「支えになっていたので妻に優勝を届けたい気持ちが強かった。妻の前で優勝できたのが一番うれしい」。離脱中は病院探しに奔走し、神社で回復を祈願した葵夫人は「ケガして“ゴルフ人生どうなるんやろ”と言っていたところからの復活。さすがだと思う」と夫を称えた。

 22年日本オープン、23年日本シリーズJTカップを制しており、これで日本タイトル3冠。24歳148日での達成は尾崎将司の27歳248日を更新する史上最年少となる。「メジャーは獲りたい気持ちが強くなる。来年は日本プロを獲りたい」と早くも4冠に狙いを定めた。 (福永 稔彦)

≪全4大会優勝は片山晋呉だけ≫
 現在開催されている日本タイトルは日本プロ、日本オープン、日本シリーズ、ツアー選手権の4大会。優勝者には3年以上のシード権が付与される。以前は日本プロマッチプレーも含まれていた。現行の全4大会で優勝しているのは片山晋呉だけ。片山は00年に日本シリーズ、03年に日本プロ、05年に日本オープン、07年にツアー選手権を初制覇し34歳151日で4冠を達成した。

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