【全仏OP】決勝史上最長5時間29分の死闘!アルカラスV2 世界1位シナーに0―2から大逆転勝利

[ 2025年6月9日 04:00 ]

全仏オープンテニス 最終日 ( 2025年6月8日    パリ・ローランギャロス )

死闘の末に2連覇のアルカラスはコートの上に大の字になる(AP)
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 男子シングルス決勝が行われ、第2シードのカルロス・アルカラス(22=スペイン)が第1シードのヤニク・シナー(23=イタリア) に4―6、6―7、6―4、7―6、7―6で逆転勝ちし、2連覇を飾った。優勝賞金は255万ユーロ(約4億2000万円)で四大大会通算5勝目。昨年の全米オープン、今年1月の全豪オープンを制していたシナーは四大大会3連勝を逃した。

 新時代をけん引する世界ランク1、2位の2人が、全仏史上に残る死闘を繰り広げた。まずはシナーが第1、2セットを連取。第1セットは5―4で迎えた第10ゲームをブレークして先取すると、タイブレークとなった第2セットはサービスエースからの5連続ポイントで抜けだし、7―4で制した。

 だが、今季クレーコートで21勝1敗のアルカラスが2セットダウンから粘りを発揮した。第3セットは第1ゲームをいきなりブレークされたものの、ラリーで優位に立った第2、4ゲームをブレークして形勢逆転。5―4で迎えた第10ゲームをラブゲームでブレークし、準決勝まで全てストレート勝ちだったシナーから今大会初めてセットを奪った。

 第4セットはシナーが5―3で迎えた第9ゲームを40―0とリードし、勝負は決まったかと思われた。だが、アルカラスはトリプルのチャンピオンシップポイントをしのぐ驚異の5連続得点でキープに成功。さらに第10ゲームをブレークして追いつき、タイブレークも7―3と圧倒した。

 最終第5セットはアルカラスが第1ゲームをブレークしてリードしたが、シナーが4―5と追い込まれた第10ゲームで起死回生のブレーク。決着は10ポイントのマッチタイブレークに持ち込まれ、いきなりの7連続ポイントで圧倒したアルカラスが10―2で押し切った。試合時間5時間29分は全仏の決勝史上最長記録。1982年決勝のマッツ・ビランデル(スウェーデン)―ギリェルモ・ビラス(アルゼンチン)の4時間47分を43年ぶりに更新した。

 シナーは昨年3月のドーピング検査で禁止薬物クロステボルに陽性反応を示し、2連覇を達成した今年1月の全豪オープン後に3カ月の出場停止処分を受け入れた。2月9日から5月4日まで試合に出られず、今大会が復帰2戦目。フィジカルに絶対の自信を持つアルカラスが、長時間のゲームに不安があったシナーを最後に上回る結果となった。

 ▼アルカラス ヤニク、今日あなたと試合ができてとても光栄です。素晴らしい決勝にしてくれてありがとう。母国から大勢来てくれた応援のみんなにはこの2週間、熱い声援をもらった。このトロフィーはみんなで勝ち取ったものです。

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