新会長にコベントリー氏 IOC、初の女性トップ 41歳、アフリカから選出

[ 2025年3月21日 06:08 ]

IOC総会で新会長に選出され、あいさつするカースティ・コベントリー氏(AP)
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 国際オリンピック委員会(IOC)は20日、ギリシャ南部コスタナバリノでの総会で会長選挙を行い、トーマス・バッハ会長(71)=ドイツ=の後任に、競泳女子の五輪金メダリスト、カースティ・コベントリーIOC理事(41)=ジンバブエ=を選んだ。第10代会長で、130年以上のIOCの歴史で初の女性トップとなる。アフリカからも初の選出。任期は8年。

 IOC委員による投票の1回目で、過半数の49票を獲得する圧勝だった。日本人で初めて立候補した国際体操連盟の渡辺守成会長(66)は落選した。バッハ氏は2期12年の任期を満了し、6月に退任する。

 コベントリー氏は「(自身の当選は)真にグローバルで、多様性を受け入れる組織へと進化していることを示すメッセージだ」と述べた。今回の選挙戦ではバッハ氏が後ろ盾になったとされ、政策面では現会長の路線を引き継ぐとみられる。スポーツ界で論争となっているトランスジェンダー選手の女子競技参加問題については「IOCとしてもう少し主導的な役割を果たしたい」と述べ、作業部会を設置する考えを示した。

 コベントリー氏は五輪5大会に出場。女子200メートル背泳ぎで2004年アテネ、08年北京両大会を制するなど計7個のメダルを獲得した。13年にIOC委員となり、選手委員会委員長などを歴任。母国のスポーツ担当大臣も務めている。

 会長選は父が元IOC会長のフアンアントニオ・サマランチ・ジュニアIOC副会長(65)=スペイン=や、世界陸連のセバスチャン・コー会長(68)=英国=らを含め7人の候補が争った。サマランチ氏が28票、コー氏が8票で続き、渡辺氏は4票だった。これまでの会長は欧州出身が8人、米国出身が1人。

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