【玉ノ井親方 視点】悲願の初賜杯へ―― 高安の課題はズバリ「メンタル」自分との闘いに勝て

[ 2025年3月21日 19:40 ]

<大相撲春場所13日目>若元春(右)を攻める高安は突き出しで勝利し2敗を守る (撮影・奥 調)
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 仕切りの時に高安は何度か目をしばたたかせていた。緊張で動作が硬くならなければいいなと思って見ていたが、左相四つの若元春を相手にまわしにこだわらず、突き放して取ったのが良かった。休まずに回転の良い突っ張りを見舞ったことで、流れに乗って攻めきることができた。

 一方の大の里は王鵬の突き上げに防戦一方となり、自分から引いて大きな一番を落とした。仕切り線から下がって立った王鵬に、間隔を空けられ得意の右を差せなかったのが響いた。

 大関の敗戦で再び単独トップに立った高安だが、課題はメンタル。ここまで来て優勝を意識するなと言う方が難しいかもしれないが、今までそれで何度も煮え湯を飲まされてきたのだから、先のことは考えず目の前の一番に集中することが大事だ。相手との勝負の前に、まず自分との闘いに勝たなければならない。(元大関・栃東)

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