六車日那乃 プロテスト5度目の挑戦で合格 桃子2世目指す苦労人

[ 2025年2月27日 04:45 ]

意気込みを語った六車日那乃(撮影・藤山 由理)
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 【3・6女子ゴルフ開幕 羽ばたけ注目ルーキー(1)】国内女子ゴルフツアーはダイキン・オーキッド・レディース(3月6~9日、沖縄)で開幕する。昨季年間女王・竹田麗央(21=ヤマエグループHD)らが米ツアーに主戦場を移し、新たなスター出現が待たれる今季へブレークが期待されるルーキーを3回連載で紹介。第1回はオーガスタ・ナショナル女子アマ3度出場など輝かしい戦歴を誇る六車日那乃(22=日本ウェルネススポーツ大)にスポットを当てた。

 アマ時代からプロのツアーで実績を残した六車だが、プロテストでは4度も涙を流した。「飛距離を伸ばしたくてスイングを変えたら曲がるようになった」。初挑戦の21年はスイング改造が裏目に。そこで多くの女子プロを指導する辻村明志コーチに弟子入りしたが「3年はかかる」と言われ、実際、合格まで3年を要した。

 憧れは同じ辻村門下生で、「研究熱心で、人として気遣いができる。見ているだけで学ぶ部分が多い」という昨季限りで第一線を退いた上田桃子さん。4度目のプロテスト後に「自分の人生だから自分の好きなように生きた方がいいよ」と言われ、「それまでコーチや人に頼りすぎていた。桃子さんに言われて自分はゴルフをどうしたいのか考えるようになった」という。

 苦手克服に重点を置いた練習も見直し「全部が70点になるようバランス良く練習した」ようで、「これが入れば合格」と一球を意識。こういった地道な取り組みが実り5度目の挑戦でついに合格した。「尋常じゃない努力をしなければ人は変われない。苦しかったけど凄くいい時間になった」。苦労した分、得たものも大きかった。

 オフは体づくりや100ヤード以内のショット練習に時間を割いた。QTランク66位のため前半戦の出場機会は限定的。プロ初戦は下部ツアーのヤンマー・ハナサカ・レディース(4月3日開幕、滋賀)になる見込みだ。「優勝やシード獲得を目指して頑張る。でも結果よりも力をつけるのが今年の目標」。足元をしっかり見つめて挑む。

 ◇六車 日那乃(むぐるま・ひなの)2002年(平14)4月23日生まれ、埼玉県出身の22歳。千葉・麗沢高―日本ウェルネススポーツ大4年在学中。8歳の時に父・亮介さん(57)の影響でゴルフを始める。アマ時代から活躍し、20年にはJGAナショナルチームのメンバーに選出。プロのツアー出場経験も豊富で24年10月のスタンレー・レディースホンダで14位などの成績を残した。5回目の挑戦で昨年のプロテスト合格。得意クラブはパター。平均飛距離230ヤード。1メートル54、53キロ。

 

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